最優秀賞を受賞された企業に商品開発までの経緯について、取材させていただきました。
どの商品も企画から完成までには様々な試行錯誤があり、その商品に対するこだわりをお聞かせいただきました。
部門別選択
「牡蠣めし弁当」では、ボリューム感や味、楽しさなど総合した満足感の追求を図っています。2013年に煮牡蠣4粒入の「牡蠣めし弁当」を発売し、牡蠣めしのニーズが高いことが分かりました。メインの牡蠣めしは、牡蠣を炊いた時の旨い煮汁とオイスターソースを合わせたタレに改良し、ご飯だけでも飽きずに牡蠣を堪能できる優しい味に仕上げてあります。カキフライは広島産牡蠣を使用し、むき身を瞬間冷凍することで縮まらず食味が向上。メインを囲むサイドメニューは従業員のアドバイスを活かしました。人気の大学芋や金時豆をアソートし、前例にとらわれない商品開発を心掛けました。品目数を増やすことで作業負担増となりますが「手間が掛かっても美味しい商品を作る!」という信念で開発した結果として最優秀賞を受賞できました。また、商品を通じてお取引様との商品開発の取組み体制強化や開発商品の幅を拡大でき、従業員の商品化レベルや単価アップにも繋がりました。
サミット株式会社
(本社/東京都杉並区)
総菜部 チーフバイヤー
岡田 崇
我々が提供する料理は懐石料理をベースにしていることから、ご年配のお客様のご利用が多いのですが、「匠の膳」は多彩な味を少しずつ楽しめる幕の内弁当の特徴に加え、合鴨燻製などの肉料理や御飯を二種類入れるなど、若い世代のお客様にも楽しんで頂けるボリューム感とバランスの良さが特徴です。より幅広い層のお客様になだ万の確かな味を知って頂くために開発しました。献立の中でも、昆布と鰹節を惜しみなく使用した出汁で味付けした煮物は一番のおすすめです。煮物の各素材は別々に炊かれ、それぞれの風味を残しつつ芯までしっかりと出汁が染み込んでいます。当商品は揚げ物が少なく、煮物をたっぷりお楽しみ頂ける献立になっております。料理はもちろんのこと箱にもこだわり、献立に合わせたオリジナルの箱でご提供しております。
株式会社なだ万(なだ万厨房)
(本社/東京都新宿区)
食品事業本部 食品調理部 部長 中原 健次
食品事業本部 首都圏営業部 部長 長田 崇宏
口に入れるとピリッと舌がしびれる山椒の風味を最大限活かした商品です。店内オーブンで生から焼き上げた鶏もも肉に、仁淀川山椒をミルで挽いてかけたシンプルな商品ですが、その香りと刺激にファンが急増中です。この仁淀川山椒とは地元でもあまり知られていない素材で、高知県が誇る清流仁淀川流域、標高300mの山の斜面で栽培されています。山椒の実はナイーブで冷暗所で丁寧に乾燥しないと高い香りと美しい翠色は出せません。また、大変高価な香辛料でもあります。偶然展示会でこの山椒と出会った時から商品化を考え、早々に産地に赴きました。仁淀川山椒はライムに似た柑橘系のさわやかな香りで、動物性の脂や、味の濃いものとの組み合わせが最適であると考えました。下味などにも使用しましたが、風味を損ねてしまいます。そこで売場に出す直前にミルで挽いたところ、風味も損なわれず、売場に香りが広がりよい宣伝にもなりました。父の日などにはビールとの提案で異常値を出す商品にまで成長しています。
株式会社サニーマート
(本社/高知県高知市)
惣菜 チーフバイヤー
野町 道子
近年、9月6日の“黒の日”の認知度が上昇しており、体に良いと言われる黒い食べ物が注目を浴びています。この“黒の日”に対応すべく、定番商品である「ごぼうサラダ」に黒胡麻とひじきを加えたのがこの商品を開発するきっかけとなりました。もう一つのキーワードである牛蒡・蓮根・くわい・にんじん・筍などの根野菜をはじめ、ひじきや蒟蒻をそれぞれ丁寧に調味し、最後に黒胡麻と和えることで風味を出しています。今までサラダとしては黒い色合いの商品を製造したことがありませんでしたが、あえて黒胡麻本来の色合いを出すことで当社のコンセプトである「健康・安全・安心・美味」に沿った商品に仕上がったと考えています。現在では、このサラダに蒸し鶏を加えたものを使用したサンドイッチも大変ご好評を頂いており、今後の商品開発のヒントにしていければと思っております。
株式会社三德
(本社/東京都新宿区)
食品事業部(株式会社シェフワールド)
本部長 兼 商品開発部長 村田 和代
私自身サラダがとても好きなこともあり、楽しんで、遊び心で商品を開発しました。多くの売場で「〇〇品目のサラダ」などを目にしますが、それぞれの素材が分かりづらい商品も少なくありません。当商品ではそれぞれの素材がしっかりと何かが分かり、味わえるようにしました。容器の一番下には茶色系の豆、次に白いたまねぎ、緑のきゅうり、レタス、コーン、トマト、プチトマト、ポテトサラダ、フライゴボウなど15種類以上の具材を積み重ねてあります。もうお気づきですね!?土・根・茎・葉・花・実と一本の“花”そのものをイメージして設計してあります。夏の商品なので「ひまわり」というところでしょうか。食べ方ですが、カクテルシェイカーの様にドレッシングをかけて振って食べても良し、上から順に食べても良し、皿に開けても良しです。ドレッシングは2種類をセットにし、飽きずに楽しめる工夫もしてあります。今後は、中華風や韓国風のパスタに
も“あそびごころ”を加えて挑戦してみたいです。
デイ・ナイト株式会社
(本社/東京都千代田区)
総料理長
柳生 武志
昨年は「ココナッツミルクと有頭海老のレッドカレー」で大賞を頂き、成城石井として2年連続エスニックでの受賞となりました。ラクサはシンガポールやマレーシアでは大変ポピュラーな屋台メニューです。ココナッツスープをベースに米粉麺や鶏肉、もやし、厚揚げ、香菜などが入っており、気取らずシンプルに彩り良く仕上げました。特に味わって欲しいのはココナッツクリームを使用したスープです。ココナッツクリームは高価な食材ですが、口当たりの良い甘味と濃厚であとを引くスープに仕上げるために使用しました。また、本場の風味が強い調味料は控え、さらに胡麻油を加える事により日本人にも食べやすくなっています。ラクサは毎年お客様のご要望が非常に多く、期間限定で発売しています。現在は夏に向け“エスニック冷し麺”を開発中です。エスニックは市場に浸透してきましたが、私が開発したエスニック商品でさらにエスニック市場を盛り上げていきたいです。
株式会社成城石井
(本社/神奈川県横浜市)
製造本部 製造部NCK中華グループ 主任
勝本 浩二
当店ではオフィスワーカーのランチ需要に応えるため、店内提供のほかテイクアウト商品も提供しています。お客様の多くは20~30代の男性です。真夏の外気温に反してオフィス内は涼しく快適で、気温差から夏バテを起こしやすくなります。そこで、新陳代謝を良くして健康になってもらえる当商品を開発しました。ベースは店内で提供している担担麺なのですが、テイクアウト用に“汁なし担担麺”にしました。新陳代謝といえば“汗”、汗といえば“辛さ”です。本物の辛さを表現するため唐辛子だけではなく、しびれる辛さの四川花椒も使用しています。ごまには旨味を出す黒すりごまと香りを出す白すりごまを使用し、麺には冷凍讃岐うどんを採用しました。CVSなどでは中華麺の使用が多いですが、太いコシのある麺で噛み応えとインパクトを出しました。また、水菜をあえて立てて盛り付けることで、真夏でもシャキシャキの鮮度感を表現しました。お客様からは「しびれる辛さがたまらない」「食べやすい」と評価も上々です。
デイ・ナイト株式会社
(本社/東京都千代田区)
料理長
印田 努
2014年度は「グリーンカレーライス」で準大賞。今回、昨年に引き続きアジアンメニューでのチャレンジで念願の最優秀賞を受賞することができました。アジアンメニューの中でもタイ風カレーの支持は高く、特に女性のお客様からの支持が高いメニューです。当商品はカニのカレー炒め「プーパッポンカレー」を参考にしました。本場ではソフトシェルクラブとカレー粉を合わせ溶き卵でとじますが、ソフトシェルクラブは高価な食材のため、当商品ではカニの代わりに日本人の好きな海老を採用しました。海老は有頭海老を採用することで彩りと豪華さをアップすることができ、価格も抑えられます。また、ふんわり半熟玉子をトッピングすることで、カレーと混ぜた時に辛さがマイルドになりコクと旨味が増します。本場のグリーンカレーやレッドカレーは日本人にとっては少し辛すぎ、ターゲットを狭めてしまいます。当商品はタイカレー通の方にも、一般の日本人の方にも楽しんで頂ける味に設計しました。
株式会社三德
(本社/東京都新宿区)
本部商品部 デリカ部バイヤー
須崎 幸夫
おにぎり売場はどこも黒一色というイメージがあり、お世辞にも華やかとは言えません。当社においても同様の売場でした。この黒い売場にプラス1のユニークさや華やかさを表現してみました。“おにぎりだけどおにぎりっぽくないもの”という発想のもと、メーカーさんとアイデアを出し合い、「裏巻き」「彩り」「洋風具材」などたくさんのキーワードが挙がりました。また、当社のおにぎり売場隣にはサンドイッチ売場を展開していることから、洋風のサンドイッチ具材をご飯で食べられる「ライスドッグ」にたどり着きました。海苔で巻いてしまうとただの黒い海苔巻きになってしまうのですが、海苔にご飯を敷いた上に具材を挟み込むことで、「ライスサンド」でも「ライスバーガー」でもない彩り豊かな新しい形状となりました。ご飯には地元新潟県産米の酢飯を使用することで、洋風具材でもあっさりと食べられます。また、パッケージはPOPな洋風イメージを自分でデザインしました。
原信ナルスオペレーションサービス株式会社
(本社/新潟県長岡市)
商品本部 生鮮部 惣菜バイヤー
田辺 聡子
セーブオンと栃木県とが2014年9月に締結した「包括的連携協定」の「県産品の販売拡大及びブランドの振興に関すること」の取り組みの一環で期間限定商品として同県大田原市が出資する「株式会社大田原ツーリズム」にご協力いただき、当商品を開発しました。当社では“背景を持った商品開発”に取り組んでいます。扱う素材の生産者の努力やストーリー、こだわりなども商品にのせて提供したいからです。肉味噌に使用した大田原産のハーブ豚は、オレガノ・シナモン・ジンジャー・ナツメグの天然ハーブ4種を配合した飼料で育てられました。ハーブ飼料の効果により、肉質は資質が少なくあっさりと甘みがあり、豚肉特有の臭みが少ないのが特徴です。肉味噌作りでは、ハーブ豚の旨味を最大限に引き出せるような配合に苦労しました。豚肉が多すぎるとボソボソになってしまい、味噌が多いと豚肉の風味が負けてしまいます。今後は、こうした限定商品以外にも、鮭や明太子などの定番商品についても「これは旨い!」と言って頂ける商品開発を目指します。
株式会社セーブオン
(本社/群馬県前橋市)
米飯・デリカ商品部 米飯・デリカグループ
バイヤー 福島 学
2年連続で最優秀賞、しかも本年は、寿司部門での受賞との報を受け感激しています。この商品は、岡山県北エリアで昔から親しまれてきた伝統食でもある『椎茸弁当』に着想を得て、老若男女を問わず、たくさんの方に地域の味に親しんでもらえるよう、手に取って頂きやすい形態としてちらし寿司にアレンジしたものです。また、カロリーと栄養バランスにも配慮し、椎茸、しょうが、胚芽米などの地域食材に加え、「まごわやさしい」食材をふんだんに使い、この商品で20品目がバランスよく摂取できる内容となっています。すし飯に胚芽米を混ぜ込み、彩りのバランスをよくするために具材をすべてダイス状にカットするなど、寿司カテゴリーのなかでも新規性、オリジナリティに富み、お客様はもとより、従業員間においてもリピート率の高いヒット商品となりました。試行錯誤の連続ですが、今回の受賞を励みに、これからも地域の皆さまに喜んで頂ける付加価値の高い商品をお届け出来るよう、創意工夫と研鑽に努めてまいります。
株式会社マルイ
(本社/岡山県津山市)
営業本部 食育推進室 課長
春名 久美子
当社の定番の「大阪寿司」は押寿司3種と巻寿司の組合せで大変人気のある商品ですが、さらに食べやすく、お得感を感じて頂ける名物商品となるような商品開発を目指しました。近年、美味しいものを少しずつというニーズもあり、女性でも一口でパクパクと食べられる押寿司を10種類詰め合わせました。売場で一目で“綺麗”“カワイイ”と目を引く押寿司の配置には大変苦労しました。寿司ネタには人気のバッテラや穴子、ズワイガニのほか、高菜と茎わさびの混ぜシャリを高菜の葉で巻いた押寿司などを組み込み、沢山食べても飽きさせない工夫もしてあります。調理面では、海老やサーモンは酢洗いし、カニは甘酢と生酢を合わせたものに浸すなど、美味しさをより引き立てる仕事も欠かしません。酢飯のお酢には化学調味料を使用せず、関西・関東・九州各エリアに合わせ使い分けています。今後は、洋風寿司や健康志向の寿司など、お客様が「これってお寿司?」と驚くような商品も開発していきたいです。
株式会社古市庵
(本社/福岡県久留米市)
営業本部 商品部開発課
尾林 理一
調理パン部門で2度目の受賞となります。当商品は夏場に売れなくなるパンを“どうやって売るか”を考え開発しました。「暑い時季には冷たいものを!」で冷やして食べるパンとなったのですが、既存の商品と同じグレードの商品を開発したのでは面白くありません。価格よりもお客様が価値と感動を感じて頂ける商品開発を目指しました。我々は旬のフルーツを使用したデニッシュなどを得意としており、今回も旬のフルーツであるメロンを使用し、パンでメロンを堪能して頂こうと考えました。メロンパンの皮にはメロンの果汁を加え、トッピングのメロンには同社青果売場で自信を持って販売しているものを使用しています。結果は既存のメロンパンにプラスオン。当社ではブランを使用したパンや油脂と水の代わりにココナッツオイルとココナッツミルクを使用した食事パンなど、健康に留意した商品も開発し好評です。今後もこれまでのパン屋の形に囚われない商品を開発していきたいです。
株式会社いちやまマート
(本社/山梨県中央市)
ベーカリー バイヤー・トレーナー
青嶋 直弥
万次郎かぼちゃは高知県の種苗業者が開発した南瓜で、「万次郎」の名の通り、土佐(高知県)出身のジョン万次郎にちなんで名付けられました。当商品は“安全・安心・美味しい”をコンセプトに、南瓜も有機肥料を使用し栽培されたものを使用しています。万次郎かぼちゃは糖度が大変高くスイーツなどに適した品種なのですが、繊維が多く南瓜特有のクセのある臭いも特徴です。この臭いの克服に一番苦戦し、ラム酒を加えることなどでようやく解決できました。また、南瓜ペーストのほか地元雪ヶ峰牧場産のジャージー牛乳や北海道産ビーツから作ったグラニュー糖などを使用するのですが、加熱する際に分離してしまうなど、万次郎かぼちゃを全面に表現するための配合や撹拌方法にも苦戦しました。結局、完成には2年以上かかり、南瓜ばかりの試食のため、南瓜の煮物が食卓から消えた家庭もあったくらいです。その甲斐あって、“かぼちゃそのもの”といえる納得の商品に仕上がりました。
株式会社土佐山田ショッピングセンター
(本社/高知県香美市)
惣菜部 惣菜工場長
寺尾 くみ
近年流行のグラノーラはスーパーの加工食品売場では朝食需要の人気商品となりました。しかし、惣菜売場ではいかがでしょうか?グラノーラを使用した商品はあまり見かけません。また、朝食需要商品の商品化もあまりありませんでした。当商品は女性をターゲットとし、食感がよいグラノーラと一緒に野菜をしっかりと食べる朝食シーンをイメージしました。噛み応えなどの“食べてる感”を得られることで満足感にもつながると考え、カット野菜の大きさにこだわりました。具材の一つである豆の大きさ約1~1.5cmに合わせ根菜類などをダイスカット、全17品目を使用し、食べても見ても飽きがこないようにカラフルに仕上げてあります。ドレッシングは緑黄色野菜をベースに、グラノーラに合うようにヨーグルトを加えてあります。前回の大賞受賞商品「丸ごとトマトのマリネ」では、素材の良さを活かすために“ひき算”で開発しましたが、今回は食材の組み合わせに
よっておいしさや健康感を高める“かけ算”でチャレンジしました。
株式会社サニーマート
(本社/高知県高知市)
惣菜 チーフバイヤー
野町 道子
女性はいつでも美容や健康に気を遣っています。本当は唐揚げやトンカツを食べたいのに、揚げ物をあえて選ばない葛藤と戦っています。当商品はそんな女性のホンネとタテマエのニーズに応えた商品です。女性にも人気がある鶏唐揚げを油で揚げずにスチコンで調理し“油”の嫌悪感を緩和しました。工夫した点は、鶏もも肉を調味液に決められた時間漬け込むことでしっかりと下味を付け、スチコン調理では最初にスチームコンビモードでふっくらと、次にオーブンモードでこんがり狐色に焼き上げる“二段階調理法”で固くならずに焼き上げたことです。阪急・阪神の「駅ナカ・駅チカ」を中心に展開するコンビニ「asnas」は女性のお客様が多く、当商品は女性に非常に支持の高い商品です。朝の出勤時に昼食用としてのご購入が多く、当商品がカバンに入るサイズであることも人気の要因です。これからも「何気ない普段の食生活が自然と健康につながる」お手伝いができる商品開発を目指していきます。
株式会社エキ・リテール・サービス阪急阪神
アズナス(販売店)(本社/大阪府大阪市)
株式会社エキ・リテール・サービス阪急阪神
第二事業部 商品企画G 佐毘 容平
株式会社いいなダイニング
生産部商品開発課 松田 幸子
「秋の宝石箱」は“コンビニより贅沢に、料亭よりも手軽に”をコンセプトに、秋の行楽シーズンなどに向けて開発しました。季節の味を少しずつ詰め合わせ、ご飯は「松茸御飯」「ちらし寿司」「赤飯」の3種類を組み込み、お惣菜には国産牛の表面をローストししっかりと旨味を閉じ込め、和風醤油仕立てのだしで煮込みしっとりと仕上げた「和風牛ロースト煮込」、魚の骨を焼きかつおぶしと昆布で旨味を引き出しただしでじっくりと時間をかけて炊き上げた「野菜たっぷりうの花」など、彩り豊かに計18献立を詰め合わせました。素材の味や特徴を大切にそれぞれのお惣菜を別々に調理しており、一口ごとに満足のゆく美味しさが楽しめます。また、当商品はいかりスーパーで実際に販売されている安心・安全・高品質の生鮮素材を多く使用した“いかりブランド”の商品となっています。今後は当商品をベースに、お手軽にランチニーズにも応えられる「宝石小箱」のような商品を開発したいです。
株式会社いかりスーパーマーケット
(販売店)(本社/兵庫県尼崎市)
製造管理課 森 博子
株式会社いかりスーパーマーケット
芦屋支店 支店長 田中 厚生
コンセプトは食材の持つ本来の力による滋養と健康を旬を通して確認して頂くことにあります。当商品は美容と健康に気を遣われる女性や団塊の世代のサラリーマン、会社役員の方々の要望から開発されました。献立には当店で夜の懐石料理にも使用する厳選された素材を使用しています。調味料においても化学調味料は一切使用せず、基礎調味料と毎日炊いている出汁とで素材の本来の味と力を引き出します。出汁は一番出汁、二番出汁に分け、献立ごとに使い分けています。当商品には20品目以上の素材を使用し、丁寧な仕事を心がけています。旬にこだわり、新潟県産コシヒカリ使用の舞茸御飯や旬の炊き合わせ、寒鰆の照焼きなど、どれをとっても旬を感じて頂けます。また、天ぷらには「ピオーネ」の天ぷらなども組み込みました。弁当制作には、“大人の食育”と“本物の食材の再確認”そして“若い料理人の勉強”の意が込められており、次世代の料理人にも器の中での世界観とセンスを磨いていって欲しいです。
デイ・ナイト株式会社
(店舗名:檪(あじいちい))
(本社/東京都千代田区)
料理長
鈴木 浩明